2008.08.14 Thursday
使えるようになってきた。
3Dソフトで作成したホイールのデータをモデラのソフトで開きます。
切削量やエンドミルのサイズ等々を指定し、切削を開始します。
といってもこれが結構シビアで材質などに大きく影響されるので、設定にはかなりの根気が必要となります。

片面を削るのには、深さを気にするくらいなんですが、両面となると裏側にしたときの位置あわせが超微妙…何度も位置あわせを繰り返し、何がなんだか訳解らなくなってしまいます。

1mmのエンドミルで削ってますが、歯の大きさより小さい所は当然削ることは出来ませんので、今回は2ピース構造としました。
これがまた重ねる場所の3Dデータが複雑になるのでややこしいです。
両面切削するためには、丸形状では位置あわせできないので、プラモのランナーのような役割をするフチをつけます。

ランナーから切り離してゲート処理をして、2つを重ねるとこんな感じでLP640のフロントホイールになります。
この材質はケミカルウッドといって、名前の通り樹脂で出来た木のような材質です。ムクの状態では堅いですが、このくらいのサイズになると、スチレンボードのような質感になり、少々頼りない感じになります。
次はリアホイールですが、オフセット量がかなりあるので2ピース構造にするには強度が少し心配です。
それよりも、ここまでやったのにフジミから「新金型!!」ってLP640のキットが発売されることの方が心配です。(笑)